くるとかこないとか。
『サーカスの来ない街』という曲がありまして。
意外と（？）メンバーにも好評なこの曲は、25年前からある曲です。
ざっくりとググると宮原学さんの動画とかにぶつかるので「宮原さんのカバーなのか」と思ってる人が多いようですが、違います。宮原さんもカバーで正解はこちら。
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この曲はkaoruという横浜のシンガーソングライターの曲で、当時の横浜ライブハウス界隈では知る人ぞ知る『WHO'SWHO』というバンドのボーカリストでした。当時の僕は教育機関に行かずライブハウスで働いていて『WHO'SWHO』はとてもかっこよかったのです。でも怖すぎて全く近づけぬまま…。ほどなくして『WHO'SWHO』が解散して、少ししてからソロ活動を初めたkaoruさんが、自宅で宅レコしてカセットテープで売ってたのがコレです。
当時はインターネットも発達してない時代だったので、情報はライブハウスに直接行って折り込みもらって次のライブを知るみたいな感じでした。そのときkaoruさんは『kaoru新聞』なるものを折り込みで挟んでいて（実はこれが『くまちゃん新聞』にそっくり）、最近のことや次のライブの告知などを手書きでコピーしてました。それをもらって、カセットテープを通販で購入したのが初めての接触でしょうか。たしか10曲入りで2,500円でお金をkaoruさんの自宅に送って、自宅から僕の自宅までカセットが郵送で届くという個人情報大公開時代です。
先日のヌュマ（鍋）でみおが『誰かの心を動かす人になりたい』と云ってましたが、kaoruさんは《音楽で僕の心が動いた一人》です。メジャーアーティストでもないし、横浜界隈でも「あー。kaoruか」という感じの人ですが（笑）、僕が今この業界にいるきっかけの1曲です。だからいつか自分が音楽に戻ってくる時には、この曲をカバーしたいと思っていたので、それをヌュが受け入れてくれて、しかも気に入ってくれているっていうのは本当に嬉しいのです。この曲がヌュアンスをきっかけにkaoruさんを知らない人にまで届いて「いい曲だー」ってなると少しホッとします。
それから15年くらいして2度目の接触を果たします。会社を立ち上げてライブハウス界隈をウロウロしていたころに、kaoruさんが突然顔を出します。
その話は1/120日のどこかでまた。
