のH。

wish泣くかと思ったね。ちゃん中さんじゃないから泣かないけど。

 

黒衣装、評判よくて嬉しみ。

もともとはフェヌュ3で披露を考えてましたが、寝かしとくのもなんかね。ってことで、大阪で披露を考えてましたが、ここはSAKA-SAMA2マンじゃね?ってことで急遽お披露目しました。良き照明に映えてましたね。嬉しみ。

 

そんな衣装はどのような手順で作られるかというと。noeっちに「やっといて」って云うと、もれなくボロボロになったnoeっちが仕上げてきます。4割くらい本当です。

 

でも、この話も前にした気がするな。まぁいいか。

 

まず、色と素材と方向性を決めます。衣装についてはあまり『イメージ優先』にはならないです。ヌュ自体がトータル的なイメージがあるので、そのタームに沿う部品を決めて自分会議を開催します。この時点で既にnoeっちにお願いしている納期にだいぶ近づいています。でもってシーンの考察に入ります。ヌュを1本の映画と考えた場合、いまはどう云うシーンなのかしら?と妄想につぐ妄想を重ねて「こう云うカタチがいいかな」とかをチラシの裏になぐり描きします。「カルフォルニアの方が2シーズン進んでいるからね」という僕の好きなマンガのセリフの受売りで主に海外の媒体に目を凝らしたりカフェラテを嗜んだりします。で、noeっちに「それはイヤだ」とか言われます。ふーん。

でもって、何回かやりとりをして「じゃあ、あとやっといて」です。あ、でも今回は生地も一緒に選びに行ったわ。黒衣装は赤衣装の系譜なので(個人的な見解です、効果には個人差があります)素材は近しいけど、暑くなくて軽いやつみたいなのを同じとこぐるぐるしながら選びました。インナーは青にしたかったので、青の生地もあーでもこーでもいいながら。結構派手な青なんですけど、チラッと見えた時の「!」な感じが欲しくて悩んで悩んで(そんな悩んでない)派手な方にしました。

 

あとはnoeっちにほぼお任せです(↑ここまで絡んでおいてとか言わない)。noeっちは、僕がヌュアンスで表現したい方途を理解してくれたので、言わずもがな勝手に仕上がってきます。で、仮縫いが上がってきたら【他の人からしたら「え?よくない?そこ別に」ゾーン】に突入します。noeっちのすごいところは、それに付き合うところですね。「別によくない?」って言わない。僕なら絶対云う。「スカートの裾をあと3mmあげてほしい」とか言うんですよ。僕が(お前かよとか言わない)。一度目をつぶって「はい上げました!」って嘘つかれても気がつかない自信はあります(問題発言です)。でも上げてくるんですよねあの人。3mmとかメンバーがスイッってウエスト下げたら同じなんですけどね。あとアシンメの角度とかも曖昧に「なんかこう…スルルルルって…」って云うから、僕が。「もう描いてください!」とか言って仕上げてくる素敵さ。職人なんです。職人最高。

 

ちなみに赤衣装の背中のトレンチで云うところの『ヨーク』の部分は片方だけラウンド(丸み)があるカットになってるんですけど 、ここはメンバーの《ゴールが見えない心の不安とか葛藤している弱さ》を表現してるんですけど、全然意味わからないですよね(笑)noeっちも「ヨークが片方だけ丸いなんて、一体…」っていいながら丸くしてきますから(笑)。あそこは僕だけが満足してる部分なので気にしないでください「へんなのー」って思うのが正解です。

 

あとはターンした時のスカートの落ちてくるまでの滞空時間とか。ふんわり具合とか。

それらを擬音だけ伝えるのにちゃんと作ってくれるnoeっちを見かけたら「えらいな」って言ってあげてください。たぶん泣くと思うから。